マルマについて

このようにマルマは私達の肉体、精神の重要な生命の根源であるプラーナの中心点であるのですが、身体の様々な場所に存在するマルマはプラーナのスイッチととらえられます。
プラーナを上げたり下げたり、オンにしたりオフにするような働きをします。
マルマを上手く扱うことにより、プラーナの詰まりを取り除きプラーナの繋がりを高め、自然治癒力を向上させることが出来ると考えられています。
またマルマセラピーは肉体だけでなく、潜在的な無意識の部分にも繋がりがあり、精神や心、感情にも働きかけ、心や感情のブロックを取り除き、セラピー後は大きな心、感情の変化を体験したりします。
これらのことからパワフルで重要な方法としてマルマセラピーを作り上げているのです。

①スロータスの詰まりを取り除く

アーユルヴェーダではスロータスという各組織、臓器に栄養やエネルギーを運ぶ伝達路が詰まると不調が起こると考えられています。マルマセラピーをおこなう事で、体内の毒素など伝達路を詰まらせる様々な要因を取り除きます。

②過剰になったヴァータ（風・空のエネルギー）を正常に鎮める
ヴァータとは生きる源のエネルギーです。動き回る性質があり、身体の至る所で不調を起こさせます。心臓、神経系の働きをコントロールしたり、自律神経の乱れからの不調に役に立つセラピーとされています。

③身体、心、感情を柔軟にする

私達、人間は歳を重ねるにしたがって肉体や思考、感情に固さが生まれてきます。
これはヴァータが増加する事に起因しています。マルマセラピーは体内の過剰なヴァータを鎮め、アーマ（＝毒素）を取り除き、身体や感情、思考などの動きに柔軟性を与えます。

④精神性を高める
真実性・誠実性・純粋性などマインドを高次レベルに引き上げ、精神性・スピリチュアル性を高める要素となると言われています。

⑤身体の解毒を助ける
マルマセラピーにより、身体や器官系の解毒を助けるとされています。

また身体に対しての具体的な効果としては、筋肉や関節の痛み、呼吸器系の不調、消化器系や排泄の不調、神経系システムの不調、頭痛・片頭痛、体力低下などや強い不安、鬱状態、記憶力低下など精神面にもお役にたてます。